番号・名称 年 代   構造等
11 山口県旧県庁舎 大正5 年
(1916)
煉瓦造、建築面積2,395.5㎡、2階建、正面玄関ポーチ付、桟瓦及び鉄板葺 (玄関、中央階段室、南棟2階各室及び正庁以外の内装を除く)
       
       
       
       
山口県旧県庁舎 (撮影:2018-10) 山口県旧県庁舎 (撮影:2018-10)
特徴等
山口県旧県庁舎は、従来県庁舎として使用していた藩政時代の建物に替わって、大正5年(1916)に竣工した洋風の庁舎である。煉瓦造、2階建で、腰壁・窓台などを花崗岩とする他は表面モルタル塗とし、横目地を入れて石造風に見せる。左右対称形で、正面に玄関ポーチを張り出して、上をバルコニーとし、屋根は3連の半円形の屋根窓と突起型の造形で飾っている。後期ルネッサンス様式を基調とするが、玄関ポーチやバルコニ-の列柱の上部の意匠は一見して組物のようにも見えた。設計は当時国会議事堂の建設準備を進めていた大蔵省臨時建築部で、妻木頼黄部長のもとで、武田五一、熊喜邦の二人が担当した。大正時代の官庁舎の代表作として高い価値を有する建築と評されている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/山口県HP
2018-10-20
山口県旧県庁舎 (撮影:2018-10) 山口県旧県庁舎 (撮影:2018-10)
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山口県旧県庁舎 (撮影:2018-10)
     山口県の重要文化財建造物            2017-12-31 現在