特徴等
洞春寺 (どうしゅんじ) のある地には、応永11年(1404)に大内盛見が祈願所として建立し、盛見の死後はその菩提寺となった国清寺があった。その後、毛利氏が防長に移封されてから毛利隆元の菩提寺となり、さらに明治元年(1968)に毛利元就の菩提寺となって洞春寺と改名され、現在に至っている。戦国時代に中国地方10ヵ国を治めた毛利元就は安芸郡郡山城にて75歳で没し、菩提寺も郡山にあったが、毛利氏の防長移封により萩城内に、さらに山口に移された。
山門は切妻造、檜皮葺の四脚門で、国清寺創建当時のものと見られている。瑠璃光寺の南に隣接する境内の東面に雄健な姿で立ち、彫刻のない大きな板蟇股に室町時代の禅風山門の特色を見せる。
参考資料:山口市観光情報サイト・観光パンフレット(山口観光コンベンション協会)/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-10-20
番号・名称 年 代   構造等
08 洞春寺山門 室町中期(1393-1466) 四脚門、切妻造、檜皮葺
       
       
       
       
洞春寺山門 (撮影:2018-10) 洞春寺山門 (撮影:2018-10)
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