特徴等
旧森家住宅は、江戸時代から北前船による交易で栄えた東岩瀬地区にある廻船問屋の住宅である。かっては主屋、道具蔵、米蔵、肥料蔵と続いていたが、今は米蔵と肥料蔵はない。
主屋は木造一部二階建、鉄板葺、建築面積263.57㎡の大規模な商家で、前庭を持つ三列四段型の完成された間取りで、船荷の運搬のための「トオリニワ」(土間廊下)が玄関から背後までが通じている。表通りに面する「ミセ」は帳場で、2階が番頭の居間になっていた。「ミセ」の次の「オイ」には囲炉裏が切られ、商取引の場であった。部屋は天井まで吹抜の構造で、「セイロ」組の木組みが見える豪壮な造りになり、明かり窓が設けられている。
参考資料:森家リーフレット/国指定文化財等データベース(文化庁)/富山市HP
2018-5-30
       
       
       
       
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    富山県の重要文化財建造物             2017-12-17 現在
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番 号 名 称  年 代   構造等
009 旧森家住宅主屋 明治11年
(1878)
木造、建築面積263.57m2、一部二階、鉄板葺、背面南方浴室及び便所附属
     
     
       
       
旧森家住宅主屋 (撮影:2012-7) 旧森家住宅主屋 (撮影:2012-7)