番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
376 於美阿志神社 石塔婆 |
平安後期 (1086-1184) |
石造塔、現在十一重 |
於美阿志神社石塔婆 (撮影:2008-10) |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
特徴等 |
於美阿志神社 (おみあしじんじゃ) は、百済から渡来してこの地に居住したと伝わる阿智使主 (あちのおみ) を祭神とする社で、明日香村檜前 (ひのくま) に所在している。檜隈寺跡はその境内の中にあり、その塔・講堂と推定される建物跡を残している。 石塔婆は檜隈寺塔跡に建つ石造塔で、元は十三重であったが、上の二重と相輪がなくなり、現在は十一重になっている。凝灰岩製で、現在の高さは4.3m、平安後期の建造と見られている。その解体修理の際に地下から発見された旧塔心礎と石塔の埋納物 (ガラス製小壺・青白磁合子・蓋付須恵器四耳壺) は奈良国立博物館に収蔵されており、国の重要文化財に指定されている。檜隈寺は、日本書紀天武天皇朱鳥元年(686)の条に寺名が見え、寺跡がからは7世紀末の瓦が出土している。 参考資料:現地の説明板(明日香村・飛鳥保存財団)/明日香村HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2019-9-22 |
於美阿志神社石塔婆 (撮影:2008-10) |
於美阿志神社石塔婆 (撮影:2008-10) |