番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
314 長谷寺登廊 (上登廊) |
慶安3年 (1650) |
鐘楼蔵王堂間、桁行十八間、梁間一間、一重、両下造、本瓦葺 |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
特徴等 |
長谷寺は真言宗豊山派 (ぶざんは) の総本山で、西国33ヵ所観音霊場の第8番札所である。朱鳥元年(686)、道明上人が天武天皇の銅板法華説相図を西の岡に安置したのに始まるとされる古刹で、桜井市の初瀬山の南麓に所在している。 登廊 (のぼりろう) は、平安時代の長歴3年(1039)に建造されたものであるが、現存する建物はその後再建されたものである。仁王門の先に始まり鐘楼に至る廊下で、上中下の3廊に分かれ、繋ぎ目に蔵王堂と繋屋が建っている。 上登廊は梁間1間、1重、両下造、本瓦葺で、蔵王堂から鐘楼に至る桁行18間の廊下である。本堂と同じ慶安3年(1650)の建造で、北端の西側には三百餘社があり、鐘楼は繋廊を介して本堂に繋がっている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/長谷寺HP 2019-9-14 |
長谷寺登廊 (上登廊) (撮影:2008-4) | 長谷寺登廊 (上登廊) (撮影:2008-4) |