番号-名称 年 代   構造等
310 長谷寺
本堂 (国宝)
慶安3年
(1650)
正堂:桁行七間、梁間四間、一重、入母屋造、正面及び側面裳階付 相の間及び礼堂懸造、桁行四間、梁間九間、一重、入母屋造、妻入、背面正堂に接続、両側面千鳥破風付、正面舞台附属 本瓦葺
長谷寺本堂 (撮影:2008-4)
特徴等
長谷寺は真言宗豊山派 (ぶざんは) の総本山で、西国33ヵ所観音霊場の第8番札所である。朱鳥元年(686)、道明上人が天武天皇の銅板法華説相図を西の岡に安置したのに始まるとされる古刹で、桜井市の初瀬山の南麓に所在している。
本堂は間口9間、奥行9間に達する巨大な建築で、正堂、相の間及び礼堂からなっている。外観は、入母屋造、平入の正堂に、正面から左右千鳥破風付、入母屋造、妻入の礼堂大屋根が取り付き、正堂側面に裳階(もこし)として回り込む、全体として複雑な構成になる。正面には舞台を張り出し、礼堂とともに懸造とする。慶安3年(1650)の建造で、小初瀬山の中腹に舞台を張出した姿は、長谷寺を代表する景観となっている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/長谷寺HP
2019-9-14
       
       
       
       
長谷寺本堂 (撮影:2008-4) 長谷寺本堂 (撮影:2008-4)
       
       
       
       
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