特徴等
室生寺は、水神の聖地として知られたこの室生の地に、8世記の末期、興福寺の僧 賢憬 (けいえい) が勅命を奉じて、国家のために建立したのに始まるとされる古刹である。高野山が密教の道場として厳しく女人を禁制したのに対し、室生寺は女人の済度をはかって登山を許したので「女人高野」と呼ばれるようになった。
五輪塔は、室町前期の石造五輪塔である。大きな基壇の中央に、切石の壇と反花座の基礎を設けて据えられている。五輪塔は平安中期に密教によって創始された塔で、供養塔・墓塔などとして用いられた。方・円・三角・半月・宝珠形のものを重ねたもので、それぞれ地・水・火・風・空の五大を示している。
参考資料:室生寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-11
室生寺五輪塔 (撮影:2008-6) 室生寺五輪塔 (撮影:2008-6)
番号-名称 年 代   構造等
295 室生寺五輪塔 室町前期
(1333-1392)
石造五輪塔、小五輪塔二基、基壇付
       
       
       
       
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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