番号-名称 年 代   構造等
291 室生寺弥勒堂 鎌倉前期
(1185-1274)
桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、こけら葺
室生寺弥勒堂 (撮影:2008-6) 室生寺弥勒堂 (撮影:2008-6)
室生寺弥勒堂 (撮影:2008-6)
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
特徴等
室生寺は、水神の聖地として知られたこの室生の地に、8世記の末期、興福寺の僧 賢憬 (けいえい) が勅命を奉じて、国家のために建立したのに始まるとされる古刹である。高野山が密教の道場として厳しく女人を禁制したのに対し、室生寺は女人の済度をはかって登山を許したので「女人高野」と呼ばれるようになった。
弥勒堂は入母屋造、杮葺の三間堂で、周囲に縁を廻らしている。賢憬のあとを継いだ修円が興福寺の伝法院を移した堂を受け継いだものと伝わるが、現在の建物は鎌倉時代に再建されたもので、室町時代に妻入の南向きから現在の平入の東向に改造された。内部の四本柱の中に須弥壇を置き、厨子入りの弥勒像を安置する。
参考資料:室生寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-11
       
       
       
       
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