特徴等
長岳寺は淳和天皇の勅願によって、天長元年(824)に空海が大和神社の神宮寺として創建したと伝わる古刹で、天理市柳本町、山の辺の道沿いに所在している。幾多の盛衰があったが、盛時には塔中四十八坊、衆徒三百余名を数えたという。
旧地蔵院庫裏は、本堂とともに残った貴重な塔中の建物である。桁行19.3m・梁間12.9m、切妻造、杉皮葺の旧地蔵院の建物で、書院造りの様式を示している。唐破風造、檜皮葺の玄関を設け、東面に土庇を付ける。同時代の美しい庭園を有し、現在は長岳寺の庫裏として使用されている。
参考資料:長岳寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-9
       
       
       
       
長岳寺旧地蔵院庫裏 (撮影:2008-8) 長岳寺旧地蔵院庫裏 (撮影:2008-8)
番号-名称 年 代   構造等
284 長岳寺旧地蔵院
庫裏
寛永7年
(1630)
桁行19.3m、梁間12.9m、一重、切妻造、東面土庇付、杉皮葺、玄関唐破風造、檜皮葺
       
       
       
       
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長岳寺旧地蔵院庫裏 (撮影:2008-8) 長岳寺旧地蔵院庫裏 (撮影:2008-8)