特徴等
石上神宮 (いそのかみじんぐう) は記紀にも記載されている古社で、天理市布留町に所在し、物部氏の総氏神としても知られている。
摂社出雲建雄神社 (いずもたけおじんじゃ) 拝殿は、もと内山永久寺の鎮守住吉社の拝殿を大正3年(1914)に移建したものである。形式は中央に一間の通路がある割拝殿で、通路の上に唐破風が付けられている。前後両面は素木の格子戸で、左右両側が板戸の両開きになっている。建立年代については、はじめは保延3年(1137)に建立され、その後数回の改造により現在の形になったといわれているが、改造の程度に関係してか、文化庁の資料では正安2年(1300)の建造とされている。素朴ながら、均整がとれ優美なたたずまいの建築である。
参考資料:石上神宮HP/天理市HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-8
       
       
       
       
石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿
(撮影:2008-6)
石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿
(撮影:2008-6)
番号-名称 年 代   構造等
282 石上神宮摂社
出雲建雄神社拝殿 (国宝)
正安2年
(1300)
桁行五間、梁間一間、一重、切妻造、中央通路唐破風造、檜皮葺
石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿
(撮影:2008-6)
       
       
       
       
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