番号-名称 年 代   構造等
276 當麻奥院本堂 慶長9年
(1604)
桁行七間、梁間五間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺
當麻奥院本堂 (撮影:2008-3)
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
特徴等
當麻寺 (たいまでら) は用明天皇の皇子麻呂子王が推古天皇20年(612)に河内に建てた万宝蔵院に始まり、その後麻呂子王の孫當麻国見が二上山東麓の現在地に移して、この地方の豪族當麻氏の氏寺として整備したと伝えられている。
奥院 (おくのいん) は當麻寺の塔頭の一つで、當麻寺の本堂(曼陀羅堂)の背後(西)の高所に位置し、古くは往生院と称する知恩院の奥院であった。
本堂は桁行7間、梁間5間、寄棟造、本瓦葺の木柄が太い建物で、奥院創建の際、京都の知恩院からもたらされた円光大師法然上人坐像を本尊とする。桃山時代の造立で、軒の低い奈良らしい伝統的な形態をよく留めている。本堂のほか、方丈や鐘楼門など、桃山時代から江戸時代初期の建物がそろった貴重な遺構とされる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-7
       
       
       
       
當麻奥院本堂 (撮影:2008-3) 當麻奥院本堂 (撮影:2008-3)
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