中之坊書院 (撮影:2007-2) 中之坊書院 (撮影:2007-2)
番号-名称 年 代   構造等
273 中之坊
書院
江戸前期
(1615-
1660) 
桁行11.6m、梁間11.0m、一重、東面切妻造、西面入母屋造、南面茶室二室突出、東茶室(六畳、床、附書院付)、切妻造、西茶室(四畳半)葺おろし、こけら葺、東茶室南面及び西茶室西面庇付、檜皮葺
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
中之坊書院 (撮影:2008-3) 中之坊書院 (撮影:2008-3)
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特徴等
當麻寺は用明天皇の皇子麻呂子王が推古天皇20年(612)に河内に建てた万宝蔵院に始まり、その後麻呂子王の孫當麻国見が二上山東麓の現在地に移して、この地方の豪族當麻氏の氏寺として整備したと伝えられている。
中之坊は當麻寺の子院で、東大門から西に続く参道の左 (南) 側に位置している。中将姫剃髪の地と伝わり、庭園「香藕園」(こうぐうえん) は大和三名園の一として知られている。
書院は桁行11.6m・梁間11.0m、東面切妻造、西面入母屋造、杮葺で、庭園に面する南側に茶室2室を張り出している。一の間、鷺の間、鶴の間などから成り、一の間は後西天皇行幸の折に庭園を眺められた部屋で、御幸の間と呼ばれている。茶室丸窓席には、直径約1.8メートルにも及ぶ大きな円窓が設けられている。
参考資料:現地の案内板(葛城市観光協会)/當麻寺中之坊HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-6