特徴等
當麻寺は用明天皇の皇子麻呂子王が推古天皇20年(612)に河内に建てた万宝蔵院に始まり、その後麻呂子王の孫當麻国見が二上山東麓の現在地に移して、この地方の豪族當麻氏の氏寺として整備したと伝えられている。
西塔 (さいとう) は本瓦葺の三間三重塔婆で、平安前期(794-929)の建立と見られている。奈良時代に建てられた東塔とともに、古代建立の双塔として現存するのはここ當麻寺だけという貴重な遺構で、いずれも国宝に指定されている。東塔よりは少し高く、東塔の2・3層の柱間が2間であるのとは異なり、西塔は1層から3層まですべて3間になっているなど、様式に違いが見られる。
参考資料:現地の案内板(葛城市観光協会)/當麻寺中之坊HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-6
當麻寺西塔 (撮影:2008-3) 當麻寺西塔 (撮影:2008-3)
當麻寺西塔 (撮影:2007-2)
番号-名称 年 代   構造等
272 當麻寺西塔
(国宝)
平安前期
(794-929)
三間三重塔婆、本瓦葺
       
       
       
       
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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