特徴等
當麻寺は用明天皇の皇子麻呂子王が推古天皇20年(612)に河内に建てた万宝蔵院に始まり、その後麻呂子王の孫當麻国見が二上山東麓の現在地に移して、この地方の豪族當麻氏の氏寺として整備したと伝えられている。
講堂は金堂に次いで建立されたお堂であるが、平安時代末に焼失し、現在の建物は鎌倉後期に再建されたものである。桁行7間・梁間4間、寄棟造、本瓦葺で、金堂と対峙し、北面して建っている。主尊の阿弥陀如来坐像 (重文) は藤原時代の丈六仏で、脇には珍しい妙幢菩薩立像 (弘仁時代・重文) や、伝阿弥陀如来坐像 (藤原時代・重文) 、地蔵菩薩 (藤原・重文) など、平安時代から鎌倉時代の仏像群が祀られている。
参考資料:現地の案内板(葛城市観光協会)/當麻寺中之坊HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-9-6
       
       
       
       
番号-名称 年 代   構造等
270 當麻寺講堂 乾元2年
(1303)
桁行七間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺
當麻寺講堂 (撮影:2007-2) 當麻寺講堂 (撮影:2008-3)
       
       
       
       
リストに戻る
    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
リストに戻る