番号-名称 年 代   構造等
233 法隆寺妻室 保安2年
(1121)頃
桁行二十七間、梁間二間、一重、切妻造、本瓦葺
       
       
       
       
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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特徴等
法隆寺は飛鳥時代の607年聖徳太子の創建と伝える聖徳宗の大本山で、奈良県の西北部、斑鳩町に位置している。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍からなっており、現存する世界最古の木造建築として広く知られている。
妻室 (つまむろ) は桁行27間・梁間2間の簡素な構造形式の建物で、東室の東側に並行して建っている。本来の名称は東室小子房 (しょうしぼう) で、大房の部屋と中庭を挟んで対面する部屋を一対として、大房には上位の僧、小子房にはその従者が住んでいたと考えられている。創建時期は明確ではないが、小子房としては唯一の遺構で、建物の形式や技法から平安後期の姿に復原されている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/法隆寺(小学館刊)

2010-5-13

左:東室  右:妻室
法隆寺妻室 (撮影:2006-12) 法隆寺妻室 (撮影:2006-12)