特徴等
法隆寺は飛鳥時代の607年聖徳太子の創建と伝える聖徳宗の大本山で、奈良県の西北部、斑鳩町に位置している。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍からなっており、現存する世界最古の木造建築として広く知られている。
東室 (ひがしむろ) は西院伽藍の東・西・北側の3面に配されていた僧房の1つで、東廻廊の東側に並行して建っている。奈良時代の創建で、現在東室と西室が残っているが、創建当初の遺構はこの東室だけである。桁行12間・梁間4間、切妻造、本瓦葺の細長い建物で、交互に並ぶ扉と連子窓や丸垂木の軒先など、創建当初の面影を今に伝えている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/法隆寺(小学館刊)

2010-5-13

左:東室  右:妻室
法隆寺東室 (撮影:2006-12) 法隆寺東室 (撮影:2006-12)
番号-名称 年 代   構造等
232 法隆寺東室
(国宝)
奈良
(710-793)
桁行十二間、梁間四間、一重、切妻造、本瓦葺
       
       
       
       
       
       
       
       
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