番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
231 法隆寺聖霊院 (国宝) |
弘安7年 (1284) |
桁行六間、梁間五間、一重、切妻造、妻入、本瓦葺、正面一間通り庇付、向拝一間、檜皮葺 |
法隆寺聖霊院 (撮影:2006-12) | 法隆寺聖霊院 (撮影:2006-12) |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
特徴等 |
法隆寺は飛鳥時代の607年聖徳太子の創建と伝える聖徳宗の大本山で、奈良県の西北部、斑鳩町に位置している。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍からなっており、現存する世界最古の木造建築として広く知られている。 聖霊院 (しょうりょういん) は、聖徳太子の尊像を安置するため、東室 (ひがしむろ) の南端部を改造して造られた御堂である。現在の建物は弘安7年(1284)に全面改造されたもので、切妻造、妻入の正面に檜皮葺の前庇と向拝を付け、寝殿造りの対屋に似た外観を呈している。正面はすべて蔀戸とし、側面を板扉とするなど、住宅風の意匠をみせる。太子信仰の象徴というべき本尊聖徳太子座像 (平安時代、国宝) が内陣中央の厨子に安置されている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/法隆寺(小学館刊) 2010-5-12 |