特徴等
法隆寺は飛鳥時代の607年聖徳太子の創建と伝える聖徳宗の大本山で、奈良県の西北部、斑鳩町に位置している。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍からなっており、現存する世界最古の木造建築として広く知られている。
経蔵は切妻造、本瓦葺、楼造 (2階建) の建物で、廻廊の西辺北寄りに建っている。桁行3間・梁間2間規模で、現在は廻廊と連続しているが、当初は大講堂とともに廻廊の外に位置していた。経典を納める施設として建設されたが、現在は天文や地理学を日本に伝えたという百済の学僧・観勒 (かんろく) 僧正と伝わる座像 (平安時代) を安置している。廻廊東辺に建つ鐘楼と左右対称に建ち、古代寺院の伽藍構成を今に伝えている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/法隆寺(小学館刊)

2010-4-20
法隆寺経蔵 (撮影:2006-12) 法隆寺経蔵 (撮影:2006-12)
番号-名称 年 代   構造等
212 法隆寺経蔵
(国宝)
奈良
(710-793)
桁行三間、梁間二間、楼造、切妻造、本瓦葺
       
       
       
       
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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