特徴等
法隆寺は飛鳥時代の607年聖徳太子の創建と伝える聖徳宗の大本山で、奈良県の西北部、斑鳩町に位置している。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍からなっており、現存する世界最古の木造建築として広く知られている。
大講堂は桁行9間・梁間4間、入母屋造、本瓦葺のお堂で、学問の研鑽や各種の法要を行うための道場である。当初の建物は落雷により焼失、現存の建物は西暦元年(990)に再建されたものである。現在は凸字形の廻廊の北辺中央に建っているが、創建時の廻廊は金堂・五重塔の後ろで閉じていて、廻廊の外に位置していたという。内部には薬師三尊像 (平安時代、国宝) や四天王立像 (平安時代、重文) が安置されている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/法隆寺(小学館刊)

2010-4-20
法隆寺大講堂 (撮影:2006-12) 法隆寺大講堂 (撮影:2006-12)
番号-名称 年 代   構造等
211 法隆寺大講堂
(国宝)
正暦元年
(990)
桁行九間、梁間四間、一重、入母屋造、本瓦葺
       
       
       
       
       
       
       
       
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