番号-名称 年 代   構造等
209 法隆寺金堂
(国宝)
飛鳥
(593-709)
桁行五間、梁間四間、二重、初重裳階付、入母屋造、本瓦葺、裳階板葺
特徴等
法隆寺は飛鳥時代の607年聖徳太子の創建と伝える聖徳宗の大本山で、奈良県の西北部、斑鳩町に位置している。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍からなっており、現存する世界最古の木造建築として広く知られている。
廻廊で囲まれた西院の伽藍配置はいわゆる法隆寺式と呼ばれるもので、向かって左に塔、右に金堂を配している。金堂は法隆寺の本尊を安置する重厚な仏堂で、金銅釈迦三尊像(飛鳥時代)、金銅薬師如来座像(飛鳥時代)、金銅阿弥陀如来座像(鎌倉時代)などを安置する。桁行5間・梁間4間規模、入母屋造、本瓦葺で、 軒の深い2重屋根の初重に板葺の裳階を付け、上層には卍崩しの勾欄など中門と同様の意匠が見られる。西院最古の建築と見られており、千三百年の時を超えて飛鳥時代の伽藍の姿を今に伝えている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/法隆寺(小学館刊)

2010-4-16
法隆寺金堂 (撮影:2006-12) 法隆寺金堂 (撮影:2006-12)
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
       
       
       
       
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