特徴等
法隆寺は飛鳥時代の607年聖徳太子の創建と伝える聖徳宗の大本山で、奈良県の西北部、斑鳩町に位置している。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とする東院伽藍からなっており、現存する世界最古の木造建築として広く知られている。
中門は南大門を入って左右が築垣の参道を進んだ先、西院伽藍の正面に建つ4間2戸の2重門である。梁間は2間、入母屋造、本瓦葺で、両脇の和銅4年(711)制作の金剛力士立像が仏の国を護る。深い軒やその下の組面や勾欄、それらを支えるエンタシスの柱など、飛鳥建築の粋を集めた荘重な建築である。左右には、矩折れ講堂につながる回廊が接続する。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/法隆寺(小学館刊)

2010-4-16
法隆寺南中門 (撮影:2006-12) 法隆寺南中門 (撮影:2006-12)
番号-名称 年 代   構造等
208 法隆寺中門
(国宝)
飛鳥
(593-709)
四間二戸二重門、梁間三間、入母屋造、本瓦葺
法隆寺南中門 (撮影:2006-12)
       
       
       
       
       
       
       
       
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