特徴等
中家は足利尊氏に従って大和に入り武士として活躍したが、その後帰農して大地主となり現在に至る家柄という。住宅は大和川と佐保川の合流点近くに位置する環濠住居で、2重の濠に囲まれた敷地の中に、西半に石田邸、東半に中邸が2軒並んで建っている。
乾蔵は桁行4.8m・梁間4.0m規模、切妻造、本瓦葺、2階建の土蔵で、敷地北側の内濠に沿って米蔵の西に並んで建っている。 東妻面に庇を付けて戸口を設ける。外壁は白漆喰仕上げとし、東に並ぶ米蔵などとともに敷地北側の屋敷景観を構成している。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/中家住宅案内リーフレット/全国重文民家の集いHP
2010-4-19
中家住宅乾蔵 (撮影:2008-9)
番号-名称 年 代   構造等
203 中家住宅
乾蔵
明治41年
(1908) 
桁行4.8m、梁間4.0m、二階建、切妻造、妻入、本瓦葺、東面庇附属、桟瓦葺
       
       
       
       
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