番号-名称 年 代   構造等
200 中家住宅
新座敷
安永2年
(1773)
桁行12.9m、梁間6.1m、西妻入母屋造、東妻切妻造、東面庇付、桟瓦葺
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
特徴等
中家は足利尊氏に従って大和に入り武士として活躍したが、その後帰農して大地主となり現在に至る家柄という。住宅は大和川と佐保川の合流点近くに位置する環濠住居で、2重の濠に囲まれた敷地の中に、西半に石田邸、東半に中邸が2軒並んで建っている。
新座敷は桁行12.9m・梁間6.1m規模、西妻入母屋造、東妻切妻造、桟瓦葺で、主屋の東南に東西棟として建っている。上質の普請がなされた接客用の施設で、特別の場合のみ使用されたという。2室と茶室で構成され、奥の座敷は床の間、違い棚、付け書院を備えた格式のある造りになる。水害に対する備えとして、床を主屋より約80cm高くしている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/中家住宅案内リーフレット/全国重文民家の集いHP
2010-4-19
中家住宅新座敷 (撮影:2008-9)
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