番号-名称 年 代   構造等
199 中家住宅
主屋
江戸前期
(1615-1660)
桁行20.9m、梁間10.9m、切妻造段違、四面庇付、茅・本瓦及び桟瓦葺、東面風呂場・便所附属、桟瓦葺
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
特徴等
中家は足利尊氏に従って大和に入り武士として活躍したが、その後帰農して大地主となり現在に至る家柄という。住宅は大和川と佐保川の合流点近くに位置する環濠住居で、2重の濠に囲まれた敷地の中に、西半に石田邸、東半に中邸が2軒並んで建っている。
主屋は切妻造、茅葺・本瓦及び桟瓦葺で、西半の土間部を傾斜の緩い落ち棟としたいわゆる大和棟の民家である。桁行20.9m、梁間10.9m規模で、 東半の床上部は整形4間取を基本とする平面をもち、東に角屋形式のザシキと風呂場・便所を張り出す。敷地中央やや南寄りに建ち、屋敷構えの中心として堂々たる存在感を見せる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/中家住宅案内リーフレット/全国重文民家の集いHP
2010-4-19
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中家住宅主屋 (撮影:2008-9) 中家住宅主屋 (撮影:2008-9)