特徴等
法起寺 (ほっきじ) は、推古14年(606)に聖徳太子が法華経を講説されたという岡本宮を寺に改めたものと伝わり、法隆寺、四天王寺、中宮寺などと共に、太子御建立7ヵ寺の一つにかぞえられている。
三重塔は、慶雲3年(706)の創建で、現存最古の三重塔である。建立後、再三にわたる大修理が行われたため、当初の形式が明らかでないところもあるが、昭和45年(1970)から50年(1975)にかけての解体修理の際、それまでの研究成果を踏まえた復元がなされ、現在に至っているとのことである。初重内部は土間で四天柱と八角の心柱を立て、四天柱の上に肘木と斗を組むが、二重以上は骨組がいっぱいに組まれている。初重にある仏壇は近世のもので、当初の状況は明らかではないという。のどかな斑鳩の里に美しい姿をみせて建つ姿は、日本の原風景の一つというに相応しい。
参考資料:法起寺案内リーフレット/法隆寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-25
法起寺三重塔 (撮影:2008-9) 法起寺三重塔 (撮影:2008-9)
法起寺三重塔 (撮影:2008-9)
番号-名称 年 代   構造等
195 法起寺三重塔
(国宝)
天武13年-慶雲3年(684-706) 三間三重塔婆、本瓦葺
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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