番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
193 藤田家住宅 | 江戸中期 17世紀末) |
桁行18.8m、梁間11.8m、切妻造、段違、南面・東面北寄・北面・西面庇付、本瓦・本瓦及び茅葺 |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
特徴等 |
藤田家は、系図によると武蔵国の出身で、武士として上杉氏らに仕えたが、江戸時代に平群の地で帰農して大庄屋を務めた家柄という。住宅は奈良盆地の西部、南に灰田川の谷を見下ろす平群町の高台に位置している。主屋は桁行18.8m、梁間11.8m規模のいわゆる大和棟で、東側に整形四間取を基本とする居室部、西側に土間や釜屋などのある落棟を接続する。本屋根は切妻造、茅葺、両妻は高塀造、本瓦葺で、棧瓦葺の庇を付ける。落屋根は切妻造、本瓦葺で、傾斜が本屋根より緩く、中央部に煙出しを設けている。 江戸中期、17世紀末の建造で、その後3回の改造が認められるが、入母屋造から大和棟になった第1次改造時の姿に復原されている。 参考資料:現地の説明板/平群町HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2010-5-9 |
藤田家住宅 (撮影:2010-4) | 藤田家住宅 (撮影:2010-4) |
藤田家住宅 (撮影:2010-4) |