特徴等
慈光院は、寛文3年(1663)小泉藩2代目藩主の片桐貞昌(石州)が、初代藩主である父の菩提寺として、大徳寺玉舟和尚を開山に迎え建立した臨済宗大徳寺派の寺院である。大和郡山市の西部、大和平野を見下ろす高台に位置している。
書院は寺院の中心的な建物で、農家風の外観としている。桁行13.9m・梁間9.9m規模、入母屋造、茅葺で、南面・東面及び北面に桟瓦葺の庇を付ける。内部は上ノ間が書院広間の席として造られ、その為の水屋が下ノ間にある。全体的に天井や鴨居を低くし、座敷に座ったときに安らぎや落ち着きが出るように考えられている。
参考資料:慈光院案内リーフレット/慈光院HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-23
慈光院書院 (撮影:2008-9) 慈光院書院 (撮影:2008-9)
番号-名称 年 代   構造等
183 慈光院書院 寛文
(1661-1672)
桁行13.9m、梁間9.9m、一重、入母屋造、茅葺、南面・東面及び北面庇付 桟瓦葺、西面突出部 入母屋造、茅葺、北面茶屋及び勝手附属 両下造、桟瓦葺
       
       
       
       
       
       
       
       
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慈光院書院 (撮影:2008-9)