番号-名称 年 代   構造等
182 松尾寺本堂 建武4年
(1337)
桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、本瓦葺
特徴等
松尾寺 (まつのおじ) は、養老2年(718)、天武天皇の皇子舎人親王が、勅命による日本書紀編纂の折、日本書紀の無事完成と厄除けの願をかけて建立された日本最古の厄除霊場とされる寺院で、大和郡山市山田町に所在している。
本堂は,桁行5間・梁間5間、1重、入母屋造、本瓦葺で、室町前期の建武4年(1337)に再建されたものである。和様を基調とした比較的簡素な建築意匠を用いているが、頭貫、木鼻、桟唐戸などに大仏様の様式も取りいれている。中世の真言宗本堂の典型的なもので、内部は内陣、外陣に分かれ、内陣には須弥壇と厨子を置き、千手観音を安置している。中世の大型仏堂の貴重な遺構である。
参考資料:松尾寺HP/大和郡山市HP/国指定文化財等DB(文化庁)

2019-8-22
       
       
       
       
松尾寺本堂 (撮影:2008-9) 松尾寺本堂 (撮影:2008-9)
       
       
       
       
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