特徴等
額安寺 (かくあんじ) は大和郡山市額田部寺町に所在する寺院で、聖徳太子が大和国熊凝に創建した熊凝精舎 (くまごりしょうじゃ) の跡地に建立されたと伝わる。
五輪塔は境内から3百米ほど北の、通称「鎌倉墓」に所在する石造五輪塔群で、西側に東面して5基、北側に南面して3基が鍵の手に並んでいる。東端および南から4番目のものに鎌倉時代後期の永仁5年(1297)の銘があり、他の6基は鎌倉末ないし室町時代の造立と見られている。最も大きな塔は昭和57年(1982)の調査修復工事によって鎌倉時代の律宗の僧忍性(にんしょう)の供養塔であることが確認された。
参考資料:額安寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-22

全8基

西側5基
額安寺五輪塔 (撮影:2008-9) 額安寺五輪塔 (撮影:2008-9)
番号-名称 年 代   構造等
174-181
額安寺五輪塔 8基
2基は永仁5年(1297) 6基は鎌倉末期-室町前期(1185-1392) 石造五輪塔 2基に永仁5年の銘あり
       
       
       
       
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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北側3基
額安寺五輪塔 (撮影:2008-9)