特徴等
薬師寺は持統・文武両帝が畝傍山東方に創建したのがはじまりで、平城京遷都にともない現在地に改めて造営された。
休岡八幡神社 (やすみがおかはちまんじんじゃ) は南門の南約50mのところにある薬師寺の鎮守社である。寛平年間(889-898)に大分県宇佐から現在地に勧請された。現在の社殿は慶長8年(1603)豊臣秀頼により建造されたもので、小高い石積みの壇上に西面して建っている。三間社流造の本殿と左右の脇殿からなる珍しい形式で、本殿には平安初期に造られた日本最古の神像彫刻である僧形八幡神像、神功皇后像、仲津姫像の三神像 (いずれも国宝、奈良国立博物館に寄託中) が、また、脇殿には十九明神の板絵 (宝蔵殿に安置) がそれぞれ祀られていた。当社は、明治初期の神仏分離以降現在も薬師寺が管理する珍しい例である。
参考資料:現地の説明板/薬師寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-21
番号-名称 年 代   構造等
159-161 薬師寺休岡八幡神社社殿 本殿・東西脇殿(東)・東西脇殿(西)
159 本殿 慶長8年
(1603)
三間社流造、檜皮葺
160 東西脇殿(東) 慶長8年
(1603)
桁行三間、梁間一間、一重、切妻造、檜皮葺
161 東西脇殿(西) 慶長8年
(1603)
桁行三間、梁間一間、一重、切妻造、檜
     
     
       
       
薬師寺休岡八幡神社本殿及び東西脇殿
(撮影:2007-3)
薬師寺休岡八幡神社本殿及び東西脇殿
(撮影:2007-3)
       
       
       
       
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