特徴等
西大寺は、聖武天皇の娘称徳天皇が鎮護国家を祈願して天平神護元年(765)に金銅製の四天王像を鋳造されたことを皮切りにして、伽藍創建が進められていった。その後、平安遷都など時代の移り変わりによる盛衰や兵火による被災にも遭うが、再興されて現在に至っている。
現在の本堂は、江戸後期、寛政年間に再建されてもので、境内の北に南面して建っている。桁行7間・梁間5間規模、一重、寄棟造、本瓦葺で、正背面に三間の向拝を設ける。堂内は東西南の三方の外陣と内陣を仕切り、内陣北の中央に須弥壇、東西に脇壇を設ける。土壁を用いない独特の建築技法による奈良市屈指の巨大な近世仏堂である。
参考資料:西大寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-18
       
       
       
       
西大寺本堂 (撮影:2008-6) 西大寺本堂 (撮影:2008-6)
番号-名称 年 代   構造等
138 西大寺本堂 寛政11年
(1799)
桁行七間、梁間五間、一重、寄棟造、正背面向拝三間、本瓦葺
西大寺本堂 (撮影:2008-6)
       
       
       
       
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