番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
132 海龍王寺 五重小塔 (国宝) |
天平 (729-749) |
三間五重塔婆、本瓦形板葺 |
特徴等 |
海龍王寺 (かいりゅうおうじ) は、天平3年(731)、光明皇后が遣唐留学僧玄昉の無事帰国を願い「皇后宮内寺院」の伽藍を整えられたことに始まるとされる。その後、時代の移り変わりの中で幾たびか盛衰を経てきたが、伽藍の整備も行われ、現在は西大寺を総本山とる真言律宗の寺院となっている。 五重小塔は、本瓦形板葺、3間5重、高さ約4mの小規模な塔婆で、西金堂内に安置されている。このような小塔がつくられた理由は、限られた敷地の中に大寺院のような五重塔を造立することは困難なため、小塔を造り東西金堂の中に納めたのではないかと考えられている。五重小塔は元興寺極楽坊にも残されているが、いずれも国宝に指定されている。 参考資料:海龍王寺HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2019-8-16 |
海龍王寺五重小塔 (撮影:2008-5) |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |