番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
131 海龍王寺経蔵 |
正応元年 (1288) |
桁行三間、梁間二間、一重、寄棟造、本瓦葺 |
特徴等 |
海龍王寺 (かいりゅうおうじ) は、天平3年(731)、光明皇后が遣唐留学僧玄昉の無事帰国を願い「皇后宮内寺院」の伽藍を整えられたことに始まるとされる。その後、時代の移り変わりの中で幾たびか盛衰を経てきたが、伽藍の整備も行われ、現在は西大寺を総本山とる真言律宗の寺院となっている。 経蔵は桁行3間・梁間2間、1重、寄棟造、本瓦葺で、境内の南に建っている。叡尊により当寺が中興された際の正応元年(1288)の建立で、この時期の建物の特徴である大仏様の影響を大きく受けていながらも一部には禅宗様が取入れられている。簡明で落ち着いた佇まいの堂舎である。 参考資料:海龍王寺HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2019-8-16 |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
海龍王寺経蔵 (撮影:2008-5) | 海龍王寺経蔵 (撮影:2008-5) |