番号-名称 年 代   構造等
129 不退寺塔婆
鎌倉後期(1275-1332) 桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、桟瓦葺 (もと多宝塔下重)
       
       
       
       
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
特徴等
不退寺は、平城天皇が退位の後営まれた「萱の御所」の旧宅を、在原業平が承和14年(847)に精舎に改め不退転法輪寺と号したのに始まるとされる。その後、養和元年(1181)平重衡による南都焼討のために諸堂が炎上、鎌倉時代に西大寺の興正菩薩叡尊により再興された。
塔婆は桁行3間・梁間3間、1重、宝形造、桟瓦葺で、本堂の東南に建っている。もと重層の多宝塔の初層部分で、建立当初は檜皮葺の2層構造であったことは「不退寺伽藍図」などからわかる。昭和9年(1934)の解体修理時に発見された飛檐垂木墨書によると、多宝塔には安浪(快慶)作の千体地蔵が安置されていたらしい。
参考資料:現地の説明板/不退寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-16
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不退寺塔婆 (撮影:2008-5) 不退寺塔婆 (撮影:2008-5)