番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
128 不退寺南門 |
正和6年 (1317) |
四脚門、切妻造、本瓦葺 |
不退寺南門 (撮影:2008-5) |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
特徴等 |
不退寺は、平城天皇が退位の後営まれた「萱の御所」の旧宅を、在原業平が承和14年(847)に精舎に改め不退転法輪寺と号したのに始まるとされる。その後、養和元年(1181)平重衡による南都焼討のために諸堂が炎上、鎌倉時代に西大寺の興正菩薩叡尊により再興された。 南門は切妻造、本瓦葺の四脚門で、左右に塀が付いている。身柱の上に豪壮な板蟇股を載せ、中央冠木の上に束を中心にして笈形風に装飾しているのが特徴である。棟札により鎌倉後期、正和6年(1317)の建築であると確認されている。中世における隆盛を偲ばせる壮大な門である。 参考資料:現地の説明板/不退寺HP/国指定文化財等DB(文化庁) |
不退寺南門 (撮影:2008-5) | 不退寺南門 (撮影:2008-5) |