般若寺十三重塔 (撮影:2008-6) 般若寺十三重塔 (撮影:2008-6)
       
       
       
       
特徴等
般若寺は飛鳥時代、高句麗の慧灌法師によって開かれ、都が奈良に遷って天平7年(735)、聖武天皇が平城京の鬼門を守るため大般若経を塔の基壇に収め卒塔婆を建てられたのが寺名の起こりとされる。平安の頃には学問寺として栄えたが、治承4年(1180)の南都攻めにより伽藍は廃燼に帰し、その後鎌倉時代になって、興正菩薩叡尊や観良房良恵によって伽藍が再建された。
十三重塔は花崗岩製の十三重塔で、楼門を入った正面に立っている。観良房良恵上人が勧進し、宋人石工・伊行末(いぎょうまつ)、息子伊行吉(いぎょうきち)らの手で建長5年(1253)に建立された。総高14.2m、基壇辺12.3mで、初重軸石には薬師・釈迦・阿弥陀・弥勒の四方仏を刻む。日本最大の十三重石宝塔とされる。
参考資料:般若寺HP/現地の説明板/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-12
番号-名称 年 代   構造等
122 般若寺十三重塔
建長5年
(1253)
石造十三重塔
般若寺十三重塔 (撮影:2008-6)
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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