番号-名称 年 代   構造等
101 正暦寺
福寿院
延宝9年
(1681) 
客殿:桁行16.7m、梁間8.2m、一重、南面入母屋造、北面切妻造、こけら葺  台所:桁行8.9m、梁間9.9m、一重、入母屋造、西面客殿に接続、こけら葺
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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特徴等
正暦寺 (しょうりゃくじ) は、奈良市東南の山間に位置している。正暦3年(992)の創建になるが、治承4年(1180)平重衡の南都焼き討ちの際に類焼し、寺領は失われた。その後、建保6年(1218)興福寺大乗院の別院として再興されたが、江戸時代以降は衰退してほとんどの堂塔・伽藍は失われ、現在では、塔頭福寿院と大正時代再建の本堂・鐘楼を残すのみとなっている。
福寿院は、客殿とその東に接続する台所からなる。客殿は桁行16.7m・梁間8.2m、1重、南面入母屋造、北面切妻造、こけら葺で、上段の間をもつ数奇屋風の建築である。背面に台所を矩の手に接続させ、その取り合い部に玄関を後設した特異な形式になる。台所は桁行8.9m・梁間9.9m、1重、入母屋造、こけら葺で、西面を客殿に接続する。
参考資料:正暦寺案内リーフレット/正暦寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-15
       
       
       
       
正暦寺福寿院 (撮影:2008-6) 正暦寺福寿院 (撮影:2008-6)