番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
093 圓成寺本堂 |
文明4年 (1472) |
桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造、妻入、向拝三間、銅板葺 |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
特徴等 |
圓成寺 (えんじょうじ) は、奈良市の東郊、忍辱山町 (にんにくせんちょう) に所在する寺院である。創建については諸説あるが、万寿3年(1026)、命禅上人がこの地に十一面観音像を安置したのが始まりと見られている。 本堂は桁行5間・梁間5間、一重、入母屋造、銅板葺で、楼門の先(北)に南面して建っている。文正元年(1466)の兵火による焼失後、平安後期建造の旧本堂と同じ規模・様式で再建された。妻入の正面3間の左右に1間の孫庇をつけ、これを身舎の屋根から一続きの縋破風屋根で葺く。前面に3間の向拝を設け、中央1間を階段とし、左右各1間は床を一段高くして舞台とする。寝殿造の面影を残す建築で、堂内には本尊阿弥陀如来坐像 (重文・平安後期) や開山当初の本尊と伝わる十一面観音立像 (平安中期-後期) などが安置されている。 参考資料:圓成寺HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2019-8-14 |
圓成寺本堂 (撮影:2008-6) | 圓成寺本堂 (撮影:2008-6) |