番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
082 十輪院本堂 (国宝) |
鎌倉前期 (1185-1274) |
桁行五間、梁間四間、一重、寄棟造、本瓦葺 |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |
特徴等 |
十輪院は、寺伝によると、元正天皇(在位:715‐724)の勅願寺で元興寺の一子院といわれ、また、右大臣吉備真備の長男・朝野宿禰魚養 (あさのすくねなかい)
の開基とも伝えられる古寺であり、奈良町の一画に位置している。 本堂は桁行5間・梁間4間、一重、寄棟造、本瓦葺で、鎌倉時代中期頃の建立である。後方にある地蔵石仏龕(せきぶつがん)を拝むための礼堂で、床髙、軒髙などすべて髙さの低い意匠にまとめられている。各部手法も簡素で落ちつきのある意匠になるが、組物、蟇股などは優秀で、鎌倉時代の代表例にかぞえられている。 参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/十輪院HP 2019-8-12 |
十輪院本堂 (撮影:2008-4) | 十輪院本堂 (撮影:2008-4) |