番号-名称 年 代   構造等
079 元興寺極楽坊
五重小塔 (国宝)
奈良
(710-793) 
三間五重塔婆、本瓦形板葺
特徴等
元興寺極楽坊は、飛鳥にあった蘇我氏寺・法興寺(飛鳥寺)が平城遷都にともなって、官大寺として新築移転された元興寺の旧僧坊の遺構を受け継ぐ寺院である。かつて平城京の東部外京に、興福寺と南北に接して建っていた元興寺の大伽藍は、たび重なる罹災により姿を消し、この一画と史跡元興寺塔跡、史跡小塔院跡、そして寺に由来する奈良町の町名にかろうじて残るだけになっている。
五重小塔は奈良時代製作の貴重な五重小塔で、国宝に指定されている。軸部は等間隔三間で、初層から上に従って三寸ずつ低減している。細部まで本格的な建築物であり、国分寺の塔の十分の一の本様(雛形)であろうという意見もある。
参考資料:現地の説明板/元興寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-7-14
     
     
       
       
元興寺極楽坊五重小塔
(撮影:2008-4)
       
       
       
       
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