特徴等
元興寺極楽坊は、飛鳥にあった蘇我氏寺・法興寺(飛鳥寺)が平城遷都にともなって、官大寺として新築移転された元興寺の旧僧坊の遺構を受け継ぐ寺院である。かつて平城京の東部外京に、興福寺と南北に接して建っていた元興寺の大伽藍は、たび重なる罹災により姿を消し、この一画と史跡元興寺塔跡、史跡小塔院跡、そして寺に由来する奈良町の町名にかろうじて残るだけになっている。
東門は応永年間(1394-1427)に、東大寺西南院から極楽坊の正門 (しょうもん) として移築された四脚門で、当初の建造は鎌倉後期(1275-1332)とされる。
参考資料:現地の説明板/元興寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-7-14
元興寺極楽坊東門 (撮影:2008-4) 元興寺極楽坊東門 (撮影:2008-4)
     
     
       
       
番号-名称 年 代   構造等
078 元興寺極楽坊
東門
鎌倉後期
(1275-1332) 
四脚門、切妻造、本瓦葺
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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