特徴等
元興寺 (がんごうじ) 極楽坊は、飛鳥にあった蘇我氏寺・法興寺(飛鳥寺)が平城遷都にともなって、官大寺として新築移転された元興寺の旧僧坊の遺構を受け継ぐ寺院である。かつて平城京の東部外京に、興福寺と南北に接して建っていた元興寺の大伽藍は、たび重なる罹災により姿を消し、この一画と史跡元興寺塔跡、史跡小塔院跡、そして寺に由来する奈良町の町名にかろうじて残るだけになっている。
本堂は旧元興寺東室南階大坊(僧坊)の一部を寛元2年(1244)に大改築したものといわれており、外観は改築時の姿であるが、内陣に奈良時代僧房の身舎部を残し、西流れの屋根に見る行基葺古瓦は飛鳥寺から移建の際に運ばれたものという。
参考資料:現地の説明板/元興寺HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2018-7-14
元興寺極楽坊本堂 (撮影:2008-4) 元興寺極楽坊本堂 (撮影:2008-4)
番号-名称 年 代   構造等
076 元興寺極楽坊
本堂
寛元2年
(1244)
桁行六間、梁間六間、一重、寄棟造、妻入、正面一間通り庇付、本瓦葺、閼伽棚を含む
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
     
     
       
       
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