特徴等 |
傳香寺 (でんこうじ) は宝亀年間(770-780)に、鑑真和上の弟子思託律師が開いた実円寺が前身とされる。筒井順慶の母芳秀尼 (ほうしゅんに) が若くして没した息子の菩提を弔うため、天正13年(1585)に傳香寺の名で再興、以後、筒井家の菩提寺となった。奈良市街地の小川町に位置し、再興時建造の本堂と表門が現存している。 本堂は1重、寄棟造、本瓦葺の3間堂で、1間の向拝を付ける。表門とともに、母の祈りを今に伝える遺構である。 参考資料:伝香寺学園いさがわ幼稚園HP/国指定文化財等DB(文化庁) 2019-8-11 |
傳香寺本堂 (撮影:2007-3) | 傳香寺本堂 (撮影:2007-3) |
番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
075 傳香寺本堂 | 天正13年 (1585) |
桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、向拝一間、本瓦葺 |
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奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |