特徴等
旧帝国奈良博物館本館は、明治27年(1894)に竣工した煉瓦造、1階建、桟瓦葺(一部銅板葺)の建物で、奈良で最初の本格的洋風建築である。設計は京都国立博物館と同じく、当時宮内省内匠寮技師であった片山東熊である。フレンチルネサンス高揚期の様式をとり、特に玄関まわりの装飾は意匠的にすぐれている。明治中期の代表的な欧風建築であり、現在は奈良国立博物館の「なら仏像館」として、飛鳥時代から鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心とする展示施設となっている。
参考資料:現地の説明板(奈良国立博物館)/奈良国立博物館HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-10
     
     
       
       
旧帝国奈良博物館本館
(撮影:2008-4)
旧帝国奈良博物館本館
(撮影:2008-4)
番号-名称 年 代   構造等
066 旧帝国奈良博物館
本館
明治27年
(1894) 
煉瓦造、一階建、桟瓦葺(一部銅板葺)、建築面積1664㎡
       
       
       
       
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