特徴等
東大寺五輪塔は、東大寺の北方にある三笠霊苑の一画に所在する石造五輪塔で、鎌倉前期(1185-1274)の建立と見られている。五輪塔は平安中期に密教によって創始された塔で、供養塔・墓塔などとして用いられた。地・水・火・風・空の五大を示す方・円・三角・半月・宝珠形のものを重ねたもので、それぞれの輪の四方に梵字を刻して胎蔵界四仏を表わす。五輪の火輪は、立面三角形・平面四角形が一般的であるが、この五輪塔は立面・平面とも三角形という珍しい形にしている点が特徴となっている。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-10
東大寺五輪塔 (撮影:2008-6) 東大寺五輪塔 (撮影:2008-6)
     
     
       
       
番号-名称 年 代   構造等
065 東大寺五輪塔 鎌倉前期
(1185-1274)
石造五輪塔
       
       
       
       
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