番号-名称 | 年 代 | 構造等 | |
051 東大寺開山堂 (国宝) |
正治2年(1200)(内陣) 建長2年(1250)(外陣) |
桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、本瓦葺 |
: | |||
特徴等 |
東大寺は天平17年(745)、聖武天皇によって創建された寺院で、古代より多くの参詣客を集めてきた名刹である。中世以降、2度の兵火により多くの建物を焼失したが、草創当初の法華堂、転害門、本坊経庫及び正倉院正倉が現存し、その他の諸堂とともに、天平のたたずまいを今に伝えている。 開山堂は一重、宝形造、本瓦葺の三間堂で、三昧堂(四月堂)の西に位置している。東大寺を開山した僧良弁 (ろうべん、りょうべん) を祭り、良弁堂とも呼ばれる。寛仁3年(1019)の創建であるが、正治2年(1200)重源 (ちょうげん) による東大寺復興の際に改築され、建長2年(1250)に現在の場所に移築されて外陣が増築された。内陣は重源の大仏様建築の貴重な例である。 参考資料:2010年奈良の実景(奈良県website)/国指定文化財等DB(文化庁) 2019-8-7 |
東大寺開山堂 (撮影:2008-5) | 東大寺開山堂 (撮影:2006-12) |
奈良県の重要文化財建造物 2018-2-9 現在 |