番号-名称 年 代   構造等
049 東大寺大湯屋 応永15年
(1408)
桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、本瓦葺
特徴等
東大寺は天平17年(745)、聖武天皇によって創建された寺院で、古代より多くの参詣客を集めてきた名刹である。中世以降、2度の兵火により多くの建物を焼失したが、草創当初の法華堂、転害門、本坊経庫及び正倉院正倉が現存し、その他の諸堂とともに、天平のたたずまいを今に伝えている。
大湯屋は桁行8間・梁間5間、1重、本瓦葺の建物で、念仏堂の北方に位置している。洗浴施設であり、内部に鉄湯船(重要文化財)がある。奈良時代の創建であるが、現在の建物は室町中期・応永15年(1408)の再建になるもので、中世の洗浴の貴重な遺構とされる。
参考資料:現地の説明板(東大寺)/2010年奈良の実景(奈良県website)/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-7
     
     
       
       
東大寺大湯屋 (撮影:2009-2) 東大寺大湯屋 (撮影:2006-12)
東大寺大湯屋 (撮影:2009-2)
       
       
       
       
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