番号-名称 年 代   構造等
047 東大寺鐘楼 (国宝) 承元
(1207-1210)
桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造、本瓦葺
     
     
       
       
特徴等
東大寺は天平17年(745)、聖武天皇によって創建された寺院で、古代より多くの参詣客を集めてきた名刹である。中世以降、2度の兵火により多くの建物を焼失したが、草創当初の法華堂、転害門、本坊経庫及び正倉院正倉が現存し、その他の諸堂とともに、天平のたたずまいを今に伝えている。
鐘楼は方1間、1重、入母屋造、本瓦葺で、榮西が鎌倉時代初期の承元(1207-1210)頃に再建したものである。四方吹放で、構造法や繰型は天竺様を基調としていると思われるが、特異な組物の配置などには唐様らしき点もみられ、異色ある建築として技術的及び様式的にみて文化史的意義が極めて深いとされる。
参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)
2018-7-16
東大寺鐘楼 (撮影:2008-5) 東大寺鐘楼 (撮影:2008-5)
東大寺鐘楼 (撮影:2008-5)
       
       
       
       
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