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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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特徴等
春日大社の摂社若宮神社は、本社の第三殿天児屋根命 (あめのこやねのみこと) と第四殿比売神 (ひめがみ) の御子神・天押雲根命 (あめのおしくもねのみこと) を祭神として、保延元年(1135)造営された神社である。
手水屋 (てみずや) は桁行5間・梁間3間、一重、流造、こけら葺の社殿で、本殿の南西に位置している。若宮の神饌調理所に当たる建物で、土間の部分に竈 (かまど) 、流し台、屋根には櫓煙出しを設け、一角に日本で唯一の夫婦大黒様をお祀りしている。総体に簡素で平安末期の古様を伝え、寝殿造の面影を残している。創建は治承2年(1178)であるが、現在の建物は寛永9-10年(1632-33)の造営である。

参考資料:現地の説明板(春日大社)/春日大社公式サイト(春日大社)/国指定文化財等DB(文化庁)
2019-8-4
春日大社摂社若宮神社手水屋
(撮影:2008-5)
春日大社摂社若宮神社手水屋
(撮影:2008-5)
     
     
       
       
番号-名称 年 代   構造等
035 春日大社摂社若宮神社
手水屋
寛永9-10年
(1632-1633)
桁行五間、梁間三間、一重、流造、こけら葺