特徴等
春日大社は奈良時代の初め、鹿島神宮を御蓋山 (ミカサヤマ) に勧請、その後、香取神宮と枚岡神社からも勧請して現在の地に壮麗な社殿を造営して併せて祀ったことに始まるとされる。
春日大社の本殿形式は、屋根が曲線を描いて反り、正面に片流れの庇を付けた春日造とよばれる様式で、日本の神社建築の形式として広く分布している。4棟が並んで建ち、第一殿に武甕槌命 (たけみかづちのみこと) 、第二殿に経津主命 (ふつぬしのみこと) 、第三殿に天児屋根命 (あめのこやねのみこと) 、第四殿に比売神 (ひめがみ) が祀られている。現在の社殿は文久3年(1863)のものであるが、式年造替によってよく古い形が守られ、春日造の代表例として国宝に指定されている。

参考資料:国指定文化財等DB(文化庁)/奈良県観光キャンペーンwebsite(奈良県)
2019-8-4
春日大社本社本殿 (撮影:2007-3) 春日大社本社本殿 (撮影:2007-3)
       
       
       
       
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    奈良県の重要文化財建造物      2018-2-9 現在
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春日大社本社本殿 (撮影:2007-3)
番号-名称 年 代   構造等
014-017 春日大社本社本殿
(第一殿~第四殿) (国宝)
文久3年(1863)  いずれも一間社春日造、檜皮葺、各殿間及び両脇塀附属